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COLUMN~コラム~

【~知っておいて損は無い!スパークリングワインとシャンパンの違いとは?~】
皆様、こんばんは。井上ワイナリー広報担当の石関華子です。
高知はすっかり梅雨入りしましたね。その影響で、ジメジメとした蒸し暑い日が続いています。
このような時期にピッタリのワインといったら、やはりスパークリングワインではないでしょうか。スパークリングワインのすっきりとした酸味やシュワシュワとした爽快感には、このジメジメを吹き飛ばしてくれるパワーがあるような気がします。
ところで、スパークリングワインといえば、お祝いの席には欠かせない「シャンパン」を思い浮かべる方が多いのではないかと思いますが、スパークリングワインとシャンパン(シャンパーニュ)の違いとは何か、皆さんは説明できますでしょうか?
まず、「スパークリングワイン」とは、日本や英語圏における発泡性(泡の出る)ワインの総称です。
もちろんシャンパーニュも、スパークリングワインの一種であることには違いありません。しかし、シャンパーニュとは、その中でも一定の条件をすべてクリアしたものだけが名乗れるものです。
その条件とは、
・フランスのシャンパーニュ地方で造られたものであること
・定められたブドウ品種(シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3種のみ)を使用すること
・ブドウは手摘みで収穫すること
・「瓶内二次発酵」という、手間暇かかる製法で造られていること
・ガス圧が5気圧以上であること
・定められた熟成期間を経過させること
といった、とても厳しいものなのです。
これらの条件をすべてクリアするには、多大な労力と時間を割く必要があることに加え、生産地が限られていることも、シャンパーニュが高価であることの理由となっています。
そこで、スパークリングワインを頻繁に飲んでいることを伝えようとして、
「よくシャンパンを飲んでいます。」
と言ってしまうと、月に何万、何十万という金額をワインに費やしているかのように受け取られてしまう可能性があるので、要注意です!(本当にそうであれば、全く問題はないのですが…)
また、シャンパーニュがどのようなものかがわかれば、実際に飲むときに、その「ありがたみ」が一層強く感じられるはずです。
そのため、スパークリングワインとシャンパーニュの違いは、知っておいても損は無いのではないかと思います。
それでは今日はこのへんで。また来週!