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COLUMN~コラム~

【~映画『サイドウェイ』からワインを学ぶ~】
皆さん、こんばんは。井上ワイナリー広報担当の石関華子です。
今年の夏は危険なレベルと言われるほどの猛暑が続いているので、休日はお家でテレビや映画などを観ながら過ごす、という方も少なくないのではないでしょうか。
そこで、今回のコラムでは、ワインを学べる映画をひとつご紹介したいと思います。もうご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、2004年にアメリカで製作(日本では2005年に公開)された、『サイドウェイ(Sideway)』という映画です。
いかにもアメリカの映画らしいドタバタコメディーで、好き・嫌いはハッキリ分かれそうですが、あらすじなどはネットを見ればわかりますので、あくまでも「ワインを学ぶ」という観点から、この映画の見どころなどをお伝えしたいと思います。なお、U-18指定は無さそうですが、お子様達と一緒に観るのはあまりお薦めできません…。
■美しいブドウ畑とそこで働く人々
この映画の舞台となっているカリフォルニアのブドウ畑の景色は、とてつもなく広大で美しいです。また、そこで収穫作業が行われている場面もあり、ワインができるまでには多くの人達の苦労と努力があることが想像できます。
■テイスティングの所作まるわかり!
主人公たちがワイナリーでワインの試飲をする場面があるのですが、主人公がワインのテイスティングの所作を、「なぜそうするのか」という理由付きでレクチャーしています。文字で書かれたものを読むより、その動作を実際に見るほうが圧倒的にわかりやすいので、テイスティングの所作を身に付けたい方は必見です。
■ワインの奥深さ
ある登場人物がワインの一生を語る場面から、いかにワインが奥深いものであるかということがわかります。また、基本はドタバタコメディーなので、嫌味な感じも押し付けがましい感じもありません。
■ワインが育む友情・愛情
ワインに魅せられた人たちが、ワインを通じて友情や愛情を育んでいく場面に心が温まります。必ずしも皆が皆、ワイン好きとは限りませんが、「ワインが好き」という共通点から発展する交流関係があるのも事実で、ワインには人と人を繋ぐ力もあるということを改めて感じさせられます。
このようなワインを題材にした映画は他にも色々とありますので、またいつかご紹介できればと思います。
今度の休日は、カリフォルニアのワインを片手に、映画を観ながらゆるーくワインを学んでみるのはいかがでしょうか?
なお、10月20日には、日本ワインの革命児たちをの実話を描いた映画、『ウスケボーイズ』が全国で公開されますので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
それでは今日はこのへんで。また来週!