ホーム > コラム
COLUMN~コラム~

【~来週解禁されるヌーヴォーがあるの!?】
皆さん、こんばんは。井上ワイナリー広報担当の石関華子です。
最近、色々なお店で「ボージョレ・ヌーヴォー予約受付中!」といったポスターを目にする機会が増えてきました。
今やすっかり秋の風物詩となったボージョレ・ヌーヴォー。解禁日は毎年11月の第三木曜日(今年は15日)なので、「早く飲みたくてたまらない!」という方は、もうしばらくの辛抱ですね。
しかし、そのような方に朗報です!
実は、来週中に解禁されるワインの新酒(今年収穫されたブドウから造られたワイン)があるのです!!
それは、イタリアの新酒、「ノヴェッロ」です。
その解禁日は、曜日に関係なく毎年10月30日と定められているので、今年は火曜日にあたりますね。
「ノヴェッロ」で特に注目すべき点は、イタリアの北から南まで、各地で造られているという点です。
ボージョレ・ヌーヴォーは、フランスのブルゴーニュ地方のボージョレ地区でガメイという品種で造られていますが、ノヴェッロの場合、ヴェネト州やトスカーナ州をはじめとしたあらゆる地域で、60種類にも及ぶ品種のブドウから造られています。
そのため、ノヴェッロには、実に多様な個性のものが存在するのです。
多くのノヴェッロは、フレッシュで果実味豊か、軽い飲み口といった新酒らしい味わいですが、中には新酒とは思えないほどコクのあるものもあるのだとか。
ところで、南北に長い国・イタリアでは、変化に富んだ気候から、実に多彩なワインが生み出されています。
ワインといえばフランス、と思われがちですが、実際、イタリアはフランスを凌ぎ、世界一のワインの生産量を誇っています。
個人的には、イタリアのワインはリーズナブルな価格でも安定的に美味しいものが多いと思っているので、よくお世話になっています。
さらに、産地ごとの違いや特徴が比較的とらえやすいのも魅力的で、よく「イタリアワインにハマる人は、フランスワイン好きよりマニアックになることが多い」と言われるのですが、私の場合も例外ではないかもしれません笑
ボージョレ・ヌーヴォーより一足先に新酒を皆で楽しむもよし、イタリアワインの奥深さを探る取っ掛かりとするもよし、今年は皆さんもイタリアの生ハム、プロシュートなどをつまみながら「ノヴェッロ」を味わってみませんか?
それでは今日はこのへんで。また来週!
※写真はイメージです。