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COLUMN~コラム~

【~実はあの飲み物の語源!リンゴのスパークリングワイン・シードルとは?~】

  • シードルイメージ
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    皆さん、こんばんは。井上ワイナリー広報担当の石関華子です。

     

    早いもので、12月ももう半ば。

    街はすっかりクリスマスモードに色づいていますよね。

    そこで、今日のコラムでは、クリスマスにもピッタリなリンゴのスパークリングワイン、シードルをご紹介します!

     

    シードルの起源は、フランスの北西部、ノルマンディー地方やブルターニュ地方と言われています。

    これらの地域は寒すぎてブドウの栽培ができず、代わりにリンゴが栽培され、シードルが造られるようになりました。

    (とはいえ、昨今の温暖化の影響により、これらの地域でもブドウが栽培されるようになっていますが

    現在では、シードルは日本の青森県や山形県、長野県などのりんごの名産地を含め、世界各地で生産されています。

     

    シードルのテイストには、大きく分けて辛口(BRUT/ブリュット)と甘口(DOUX/ドゥー)の2つのタイプがあります。

    その違いは、アルコール発酵の時間の長さに関係します。

    発酵させる時間が長いと、リンゴ果汁に含まれる糖分がすべてアルコールに変化するため、辛口になります。

    逆に、発酵時間が短いと、果汁の糖分の一部がアルコールに変化せずに残り、甘口になるというわけです。

     

    ところで、この「シードル」という名称は、フランス語から来ています。

    イギリスやアメリカなどの英語圏での名称は、「サイダー」。

    皆さんお馴染みの炭酸飲料、サイダーの語源は、実はここにあったのです。

     

    現在、シードル市場は世界的に見ても右肩上がりに成長し、生産量もこの10年で2倍近く増加したのだそう。

    これからますますの成長が見込まれそうですね。

     

    シードルと相性の良い食べ物はといえば、ブルターニュ地方の郷土料理であるそば粉のクレープ、「ガレット」というのが定説。

    パリや東京のガレット専門店では、必ずシードルがグラスでもオーダーできるようになっています。

    ですが、個人的には、普段の家庭料理から、香りの強い中華料理にエスニック、それからジャンクフードまで(!)、あるゆる料理に合わせやすいのではないかと思います。

    アルコール度数も5%前後と通常のワインに比べて低く、特に辛口タイプのものはビールのような感覚で飲めてしまうので

     

    シードルにはノンアルコールのものもあり、お子様や妊娠・授乳中の方でも安心して飲むことができます。

    今年のクリスマスは、辛口、甘口にノンアルコールご家族揃ってシードルを楽しむというのはいかがでしょうか?

     

    それでは今日はこのへんで。また来週

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